エナゴの学術Diary

200万人を超える研究者の皆さまの学術出版をサポートしてきました!

英語をすいすい読むための厳選3アプリ【2023年】

f:id:enagojapan:20220307100344j:plain

read-more

こんにちは。エナゴスタッフのkazumiです。
わたしたちの日本支部がある東京、なんだか春の気配が漂ってきました。

春になると気分も上向きになりますよね。

それで(?)つい電子書籍e-bookで英語文献を買い込んでしまいました。

むかしは新刊情報を得るのも、取り寄せも大変でしたが、電子書籍はペーパーバックと同じくらいの価格ですぐに購入できるのでこんな衝動も叶います。

そして「日本語訳が出ていないなら英語で読んでみよう」と思うのは、AI翻訳はじめ母語以外の言語へアクセスがしやすくなったからでしょうか。

まだAI翻訳を利用されたことがない、またはどのアプリがいいのか知りたい、という方のために、デジタル端末で英語原文をすいすい読む方法をご紹介したいと思います。

ちなみにエナゴの姉妹ブランドユレイタスでは無料AI翻訳(日→英/英→日)サービスもありますのでよろしければ!

https://www.ulatus.jp/machine-translation/

 

 

不要なスペース・改行はShaperで処理

論文とくに理系医学系の英語原著の論文でオンライン上でアクセスできるものは基本的にPDFですよね。
そして著作権剽窃・盗用防止対策としてテクストのコピー不可として対応されているものもあります。
それは当然の処理だと思いますし、賛成です。
AI翻訳にかけるにはあくまで一部でこちらの倫理のもとでなければならないです。これは絶対。

もしくはアクセス規制がかけられていないであっても、一部テクストのコピーはスペースや改行を反映するため、そのままペーストして訳すには困難がありますよね。

そんなときにわたしが使っているのは論文翻訳支援WebアプリShaperです。

開発者ブログ を拝読すると

PDFで配布されている英語論文をコピペすると、行末のハイフネーションや改行が混ざっていて翻訳ミスが発生することが多くありました。翻訳ミスをなくすためにハイフネーションや改行を手作業で取り除くのはしんどいので、これを自動で取り除くWebApp「Shaper」を開発しました。

と書かれていらっしゃるとおり、その点をカバーしてくださるシンプルな機能はたいへんすばらしいです。

このようにShaperでプレーンに細やかに処理をしてから翻訳原文テクストにさせていただいて、たいへん作業が捗っています。

スクリーンショットのように文字抽出ができるSensible Paster

その名の通りPDFからテクストとして文字抽出が可能なSensible Paster。

つまり、選択した画面の文字を即座にコピーし、テキストとしてペーストできるアプリです。

こんなふうにYouTubeで紹介するかたもいらっしゃるくらい認知度も上がってきていてユーザーとしてはうれしいです。

DeepLとSensible Pasterの組み合わせが良い - YouTube

 

ただ!

いくつもの過程が省略できるこのありがたいアプリは、現在MacOSのみの対応となっているようです。

Windowsユーザーのかたのためにひきつづき類似の機能があるアプリを探してみたいと思います。

もしご存じのかたはお報せください!