エナゴの学術Diary

200万人を超える研究者の皆さまの学術出版をサポートしてきました!

トップ研究者インタビュー:福島孝徳さん(脳外科医)

エナゴスタッフのkazumiです。
唐突な話、わたしは紙の本をこよなく愛して一辺倒でいたのですが、
最近になってe-bookの面白さに気がつきました。
とくに読み上げ機能がありがたいです。
折りにつけそんな話も番外編でしたいと思います。

 

〈トップ研究者インタビュー〉の今回のダイジェストは、

脳外科医の福島孝徳さんのお話です。

この〈トップ研究者インタビュー〉とは

わたしたちエナゴが「この人の話を聞いてみたい」と思った

さまざまな研究分野で活躍される研究者のかたがたに
日本語ネイティヴとして英語と向き合った経験、
その半生を率直に話していただいたものです。
全10回にわたったシリーズは全文無料公開しておりますので

よろしかったらぜひご覧ください。

www.enago.jp

 

トップ研究者インタビュー:福島孝徳さん(脳外科医)

 

「神の手」と呼ばれる手術手技「鍵穴手術(Keyhole Surgery)」を確立した

世界有数の脳外科医として知られる福島孝徳さんのモットーは

たった1回の手術で救う「手術一発全治」だそうです。

世界各国で毎年600人以上もの手術をされ

臨床の現場にこだわりつづける福島さんが

伝達ミスが命取りになる第二言語である英語と

どのように向き合ってきたのかうかがったインタビューです。

福島孝徳1

驚くことに48歳でアメリカに移住した際

福島さんは英語の勉強はしなかったそう。

カタコトの英単語をつなげるご自身の英語を

「ジャパニーズ・イングリッシュ」と話され

18年間その流儀を貫いてきたと述べられます。

福島さんがこれだけはやってはいけないと挙げられたのは

「わからないのにわかったふりをすること」。

シビアな現場をご存じだからこその重みがあります。

私は英語をうまくしゃべりたいと一度も思ったことがないですね。

とにかく「通じたい」。

それだけです。

締めくくられる言葉に福島さんが世界でトップを走る理由を垣間見た気がします。